「国際バカロレア」認定の県立倉吉東高で専門プログラムの授業｜NHK 鳥取県のニュース - nhk.or.jp

世界各国の大学入学資格が得られる「国際バカロレア」の認定校、倉吉市の県立倉吉東高校で、１期生の２年生４人が１２日、初めて専門プログラムの授業に臨みました。

「国際バカロレア」は、スイスの国際バカロレア機構が認定した学校で行われる教育プログラムで、試験で優秀な成績を修めると、世界各国の大学への入学資格を得ることができます。
おととし認定校になった倉吉東高校では「国際バカロレア」のクラスを希望した生徒が、２年生から専門の授業を受けることになっていて、１２日に１期生の２年生４人が初めて専門プログラムの授業に臨みました。
「国際バカロレア」のプログラムでは、生徒が主体的に授業に関わることを重視していて、４人は、先生から指示を受ける前に自分たちで顕微鏡を準備し、植物の細胞の中の動きを調べる実験を行いました。
実験は狙いどおりにいかず、４人はその原因について議論し、実験に使用した植物の部位や光の当たり方、実験に使った砂糖水の濃度などが影響しているのではないかと仮説を立てていました。
授業を受けた生徒は「自分たちで授業をしていくところがこれまでの授業と全然違うと思う。国際バカロレアの授業を通して、自分の意見をすぐに言えるようにしたり、深く考えたりできるように頑張りたい」と話していました。
岩間周二主幹教諭は「日本の生徒の素朴で礼儀正しいところは伸ばしていきたいが、引っ込み思案なところなどは不利だと思っているので、生徒に自分のことをどんどん発信できる力をつけてもらいたい」と話していました。

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