宮城県仙台市で開催中の「U-16 インターナショナルドリームカップ2022 JAPAN」に出場中の4カ国、日本、韓国、ウルグアイ、メキシコのU-16代表チームは、大会中日にあたる6月11日(土)に文化交流プログラムと東日本大震災の被災地見学を行いました。
例年は4カ国一緒に国際交流をする場となりますが、今年は新型コロナウイルスの感染対策でチーム間の交流を制限した中での実施となりました。文化交流プログラムでは聖和学園高校の生徒たちによる琴や茶道、演舞、弓道、空手道、剣道が披露され、海外の選手たちにとって、サッカー以外の日本文化にふれられる貴重な機会となりました。また、縁日体験や目隠しをして柔らかい剣で戦う遊びなど、活動は言葉が通じなくても楽しめるような工夫がなされ、聖和学園高校の生徒たちの歓迎ムードもあいまって、海外から来た選手たちも、ピッチ外のプログラムを楽しんでいる様子でした。
また、その後は2011年の東日本大震災で津波の被害にあった荒浜小学校を訪れました。津波の爪痕が残る校舎、津波で流され住宅の基礎だけが残る住宅街の跡地を見ながら、大きな津波が押し寄せた当時の状況など、ガイドの方の詳細な説明に真剣に聞き入る選手たちが印象的でした。
第1戦、第2戦ではピッチで厳しく戦い合った選手たちですが、約半日のプログラムを通じ徐々に選手同士も打ち解け始め、海外チームと一緒に写真を撮ったり、連絡先を交換する姿も見られました。
ピッチ外での貴重な交流プログラムを経験した選手たちは、明日大会最終日に臨みます。
選手コメント
GK #26 ユン・キウク 選手(U-16韓国代表)
本日、日本現地の高校で友達と日本文化を学んだり経験したりして、一丸となることできてよかったです。
そして、K-Popのダンスや素晴らしい演出を準備してくださった方々、学生たちにも感謝の気持ち伝えたいです。
津波の被害を受けた小学校、そして町を見て、たくさんの方々が被害を受けていたことを知り、自分としては辛い時間でした。二度とこのような被害がないようにお祈りします。
最後にこのプログラムを準備してくださって全ての方々に感謝とお礼を申し上げます。
MF #10 マテオ・ガブリエル・ペラルタ・ピリス 選手(U-16ウルグアイ代表)
本当に良い経験ができ、今日もたくさんの素晴らしいことを学びました。このような経験ができたこと、そして新しい文化を知ることができたことに感謝し、幸せを感じています。
FW #9 カリジョ・カルデロン・ステファノ・エマヌエル 選手(U-16メキシコ代表)
皆さんが温かく親切に迎えてくれて、素晴らしい訪問体験ができて嬉しいです。震災体験の話もメキシコに戻って伝えたいと思います。
聖和学園高校への訪問では、生徒のみなさんが謙虚で学校もとてもきれいで、規律が正しいところがすごいと思いました。
日本の文化を紹介してくださり、とても良い経験になりました。
DF #3 本多康太郎 選手(U-16日本代表/湘南ベルマーレU-18)
日本人である私でも、あまりこれまで見る機会のなかった日本文化にも触れることができ楽しかったです。プログラムを通じ、1試合目で対戦した韓国の選手たちともフレンドリーに交流ができました。聖和学園高校の人たちのダンスやパフォーマンス、体験コーナーなど非常に段取りよく、長い時間をかけて準備してくれていたことが伝わってきました。感謝したいです。
U-16 インターナショナル ドリーム カップ
大会期間:2022/6/8(水)~2022/6/12(日) [全試合入場無料]
会場:宮城/ユアテックスタジアム仙台
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