カカクコムが運営するグルメサイト「食べログ」が、対話型人工知能(AI)「ChatGPT」のプラグイン(拡張機能)を日本勢で初めて提供した。ChatGPTと同社のデータベースを接続し、レストランの空き情報などがリアルタイムで確認できるようになった。日本初の取り組みには、どのような試行錯誤があったのだろうか。
ChatGPTの「目と耳」
対話型AI、ChatGPTの開発企業である米オープンAIが、有料ユーザー向けにプラグインの提供を試験的に開始すると発表したのは5月12日のことだった。ChatGPTは、2021年9月までのデータに基づき学習しているため、それ以降の情報については質問されても回答ができない点が限界の1つだった。だが、プラグインを利用すれば、ChatGPTが第三者のデータベースにアクセスして情報を取得することが可能になる。AIが外部の最新情報に触れる手段であることから、オープンAIはプラグインをChatGPTの「目と耳」に例えている。
ChatGPTプラグインは申請制だ。企業がプラグインを作成してオープンAIに申請し、それが認められるとChatGPTの「プラグインストア」に掲載される。プラグインの発表後、旅行予約大手の米エクスペディアなど海外のテック企業が続々とプラグインに参入しており、今やその数は127に達した(5月22日現在)。英語圏のサービスが大半を占める中、食べログを提供するカカクコムは日本勢で初めてプラグインの掲載までこぎ着けた。
「ChatGPTの登場に伴い、世の中で情報を探す方法はネット検索から対話型AIの活用へとシフトしていきそうだ。だからこそいち早くプラグインに対応した」。カカクコムで食べログシステム本部長を務める京和崇行執行役員は、今回の取り組みの狙いをこう説明する。

カカクコムで食べログシステム本部長を務める京和崇行執行役員
ほとんどの読者はChatGPTプラグイン自体、未体験だろう。そこで、実際に食べログのプラグインを利用してみた。
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