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11日は天草市と熊本市、埼玉県から4組13人が参加した。「これほど海岸近くにたくさんすんでいるのは、世界的に珍しい」。髙﨑さんが乗船前に約90分、イルカの体の構造や子育て、環境問題などを解説。地元で縄文時代から続く素潜り漁も紹介し、「野生動物と人が一緒に仲良く生活してきた。『共生』『共存』といいます。とても貴重な場所です」と強調した。
子どもたちは、配布されたテキストにメモをとり、クイズに答えながら学習。熊本市の楠小6年の女子児童は「イルカが超音波を発することは知っていたけれど、その仕組みが分かった」、天草市の本渡北小6年の男子児童は「ごみ問題は深刻だと思った」と感想を述べた。
夏休みの教育プログラムでは、陸上から群れを観察する調査への同行やガイド付きのイルカセンターツアーも用意。髙﨑さんは「楽しみながらイルカを理解し、環境や共生について考えるきっかけにしてほしい。学びの場としてのセンターの役割も高めたい」と話している。
自由研究プログラムは26日までの土、日曜。イルカウオッチング込みで小中学生5千円(テキスト付き)、高校生以上4千円など。ほかのプログラムは9月24日まで、1組千円。「天草イルカ調査室」ホームページで参加を受け付ける。(平井智子)
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