中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)は2022年12月12日、「2022カーボンピーク・カーボンニュートラルフォーラムおよび深セン国際低炭素城フォーラム」にて、深セン市生態環境局、深セン排出枠・排出量取引所と共同開発したミニプログラム「低碳星球(直訳で、低炭素プラネット)」上で、一般市民による第三者認証炭素取引が初めて行われたことを発表した。同時に、新しく開発された「碳碳星球」(直訳で、炭素炭素プラネット)も発表された。
「低碳星球」は、中国国内で初めての一般市民を対象とした「碳普惠」(中小企業や家庭、そして個人のためのカーボンニュートラル実現を目的としたグリーン金融プラットフォーム)だ。深セン市民は、SNSアプリ「微信(ウィーチャット)」の中で開くことができるアプリ内アプリ「小程序(ミニプログラム)」上で、同プラットフォームの個人用アカウントを開設することができる。
開設後は、テンセント傘下の地図サービス「騰訊地図(QQマップ)」や、ウィーチャット内にある公共交通機関を利用できる乗車コードを使用すると、科学的根拠に基づいたCO2(二酸化炭素)排出削減量の計算により、それらが炭素ポイントに換算され、ユーザーはそれをためることができる。ユーザーは、このミニプログラムのトップページで、「炭素アカウント」というタブをタップすることで、ためた炭素ポイントの状況をすぐに確認することができるほか、たまった炭素ポイントを地下鉄の乗車券に交換することができる。
QQマップの地図サービスにより、過去1年間で100万人以上の深セン市民がこの低碳星球を通じて炭素ポイントをためている。深セン市民の中で個人がためた炭素ポイントの最高記録は8317。この点数はCO2排出削減量の約1トン分に相当し、69枚もの地下鉄の乗車券に交換することができる。
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