古さと新しさのいいとこ取り。
ただの「捨てられた古着」と「かっこいいヴィンテージ」の違いってどこにあるんでしょう?ナイキが出した答えは、「手作業」と「ローカル」でした。
ナイキの歴史に深い関わりのある街・ロサンゼルス(ナイキ初の小売店はサンタモニカでした)で回収した自社製品を、そのまま市内でアップサイクル。ひとつずつ丁寧に修繕され、世界にたったひとつしかない味わい深いデザインに仕上がっているのが魅力です。
ナイキの「Re-Creation」プログラム、始動
これらの色・サイズ・デザインも様々なフリース素材のパーカーやスウェットはもともとロサンゼルス市内で集められたヴィンテージやデッドストックアイテムで、地元ショップ「The Grove」で限定販売する試みが2022年5月から始まりました。
回収された衣類はまずきれいにクリーニングされた後、ひとつひとつの状態に応じて色を染めたり、ほつれを縫って補強したり、パッチを当てる手作業を経て、世界でたったひとつしかないオリジナルプロダクトに姿を変えていきます。
最後に「Re-Creation」プログラムのロゴがスクリーン印刷されて、完了。この渦巻きみたいなロゴ(通称風車ロゴ)が目印です。
LAカルチャーを体現
ローカルにこだわったのは、ナイキのルーツがロサンゼルスのストリートカルチャーと密接に関わっているからでしょうか。
オーバーサイズのスウェットやパーカーを着こなすストリートファッションが流行ったのは、ちょうどナイキがロサンゼルスに第1号店を構えた1970年代。その頃から今に至るまで、ナイキを人気ブランドに押し上げてくれたアイテムたちがこうやってまた第二の人生を歩んでいると思うと、胸アツです。
「かっこいい」をリサイクル
ナイキによれば、今回発表されたプロダクトは「Re-Creation」プログラムの「最初のチャプター」なんだとか。これからもどんな新しい…いや、古い?…製品が発表されるのか、楽しみです。
すべてはゴミを資源とみなす循環型エコノミーを実現するため。リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)を通じて将来的に二酸化炭素排出量をゼロにするために、「かっこいい」もリサイクルするナイキ、さすがだなあ。
Reference: Nike
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