『2022年度JFA女性リーダーシッププログラム』が6月4日(土)に開講しました。
このプログラムは、サッカー界・スポーツ界を牽引する女性役員・経営層の育成を目的に、2020年からJFAと公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)が開設し、今回が3期目の開催となります。これまでと同様に、47都道府県サッカー協会の役員やWEリーグ所属クラブ、リーグや連盟の経営層候補となっている女性12名が全国から集い、これから約5か月間に渡るプログラムに取り組みます。
講義の冒頭では、WEリーグの岡島チェアから3期生への激励のメッセージが送られました。プログラムの卒業生たちの現在の活躍にふれながら、本プログラムから得られる学びや受講生同士のネットワークの重要性を語りました。
今井純子プログラムリーダー(JFA女子副委員長)からは「世界の女子サッカー」をテーマに、日本女子サッカーの歴史と現状についての講義があり、これまで女子サッカーに長く関わってきた受講生たちも新たな学びや気づきを得る場となりました。この他、ジェンダーに関する講義やスポーツ界での女性活躍に関する講義を受け、受講生たちのさらなる意識改革を促しました。
また、今回の第1モジュールは、昨年にプログラムを修了した2期生のフォローアップ研修としても開催され、最終モジュールで発表したアクションプランの進捗状況を報告しました。3期生は、2期生の活躍する姿に刺激を受けただけでなく、これからの4か月間のプログラムへの期待と決意を新たにした様子でした。次回、7月に行われる第2モジュールでは、コミュニケーションやクラブ運営、リスクマネジメント、地域貢献等、本プログラムの3つの柱の一つである「経営リテラシーの獲得」に関連する講義が多く組まれ、より実践的な知識の獲得を目指します。
受講生コメント
井手祥子 さん(公益財団法人広島県サッカー協会)
私はもともと陸上を専門としてきましたが、現在は3人の子どもを育てながら広島県サッカー協会で事務局員をしています。女性は役職を得るチャンスがあっても、「適任者は他にいるのでは?」「私なんて・・・」などと思いがちなところがあると思います。実際自分にもそういった傾向があるように感じ、自信をつけるために、今回プログラムの受講を希望しました。こういった一人ひとりの女性の考え方を変えていくことが、サッカー界、そして社会の女性活躍推進にもつながると思っています。
まだ2日間しか受講していませんが、今回学んだことを周囲にも伝えていきたいと強く思っています。
船越裕美 さん(湘南ベルマーレ)
所属クラブでは初めて、産休・育休を取得させて頂き、その後役職を得て仕事をしています。責任の範囲が広がり、より高い視座で物事に取り組めるようになった一方で、その難しさにも直面し悩んでいたところ、本プログラムの存在を上司から知らされました。第1モジュールを受講し、女子サッカーが社会の女性活躍推進にも良い影響を与えていけるのでは?という可能性を感じることができました。これからの5ヶ月間のプログラムでさらに学びを深め、スポーツや地域、さらには社会の発展につなげていきたいと思います。
小亀多佳 さん(Jリーグ)
Jリーグにも多くの女性職員が所属していますが、私自身がチャレンジし夢に向かっていく姿勢が、後に続く女性たちにも良い影響を与えるということを今回の講義で改めて感じることができました。自分自身へのステレオタイプをなくし、自分の得意とすることを活かしていくことの重要性はこれからも心に留めたいと思います。
第1モジュールでは、女子サッカーの歴史や現状について深く学び、これまでJリーグに長く関わってきた自分にとって、新しい発見や気づきが多くありました。5ヶ月間のプログラムを通して、さらに広い視野を獲得したいと思っています。
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