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小学校の女性教員向け!プログラミング教育の養成プログラム2期生募集開始:時事ドットコム - 時事通信ニュース

[みんなのコード]

~ITや理系を目指す女性を増やすため、小学校段階からの意識改革を~ ★micro:bitプレゼントあり★

 公教育におけるプログラミング教育の普及を目指す特定非営利活動法人みんなのコード(東京都港区、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、小学校の女性教員向けに特化したプログラミング教育の教員養成プログラム「SteP(Step by step for teacher’s programmingの略称、読み方:ステップ)」2期生の募集を開始いたします。
 「SteP」は、プログラミング教育において小学校の女性教員の積極的な参画を促進し、最終的には、学校教育における「ITや理系は男性が選択するもの」といった無意識の思い込みやジェンダーギャップの解消を目指していきます。
 本プログラムは、 Google の支援を得て実施します。 Google は、さまざまな分野でプログラミングの技術が求められている現代において、理系分野、特にコンピュータ・サイエンスの領域に関わる女性の数がまだ少ないことを社会的課題と捉え、企業や組織において無意識の偏見をなくし、誰もが平等に活躍できる社会をつくるために多様な取り組みを行っています。
 本件については、本日6月2日(木)に Google からも発表されていますので、あわせてご覧ください。URL:https://japan.googleblog.com/2022/06/CS-Education.html

本プログラムの意義

 経済協力開発機構(OECD)が2021年9月に発表したデータ(*1)の調査によると、理系分野に占める女性の割合は、日本はOECD加盟国36カ国の中で最下位という結果が出ています。「自然科学・数学・統計学」の分野においては27パーセント、「工学・製造・建築」では16パーセントと、日本で理系分野に進学する女子が少ないことがわかります。一方、内閣府のデータ(*2)によると、同性の教員から教わったほうがより記憶に残りやすいことがわかり、理数系科目の女性教員比率を上げていくことが、女子生徒たちの理解度向上につながると言えます。
 みんなのコードが、過去3年間にわたり現役の小学校教員対象に実施した「プログラミング教育指導教員養成塾」では、のべ2,100名を超える先生方に参加いただきました。しかし、参加者の約8割が男性教員でした。このことがきっかけとなり、テクノロジー領域における教員のジェンダーバランスに関する課題を認識しました。
 この課題を解決するため、小学校の女性教員限定にプログラミング教育を実践できる環境づくりをサポートするプログラムとして、StePを始動しました。昨年は全国から約60名の女性教員に参加いただきました。
 引き続き、本プログラムを通じて、ジェンダーギャップの課題をまず教育現場から取り除き、より多くの女性教員にプログラミング教育を実践していただくことを目指します。
(*1)http://www.compareyourcountry.org/gender-equality/en/0//default/
(*2)https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/riko_sentaku_research_r03.pdf

本プログラムの具体的な内容

■開催概要
●期間:2022年8月~2023年4月(うち3日間)
●本プログラムの目指す姿:
プログラミングに対する苦手意識や近寄りがたい印象を取り払うことで、小学校の女性教員が生徒たちに楽しくプログラミングを教えられるようになる。
●参加条件:全国の小学校の女性教員
●参加費用:無料
●開催場所:オンライン開催
●募集人数:40名
●こんな方におすすめのプログラムです:
ープログラミング教育が必修化されたが、どのように授業に展開していけば良いかわからないとお悩みの方
ー身近に相談できるお相手がおらず、なかなか実践できていない方
●内容:
第1回:2022年8月11日(祝・木)14:00~16:30
ープログラミングってどう教えるの?
ージェンダーステレオタイプに関する講演1
第2回:2022年8月13日(土)14:00~16:30
ープログラミングの授業を考えてみよう
ージェンダーステレオタイプに関する講演2
第3回:2023年4月23日(日)14:00~16:30(暫定)
ー実践した授業について共有しよう
ージェンダーステレオタイプに関する講演3
※プログラム開始までに参加者自身で取り組んでいただく事前課題があります。
※第2回と第3回の間に、所属校にてプログラミングの授業を実践していただきます。

■エントリーについて
参加ご希望の方は、以下のエントリーフォームにお進みください。
URL:https://forms.gle/UbeN1Fy9QftSAaSF9
参加確定の方には、エントリーから2週間以内にご連絡させていただきます。
※お申し込み時にご登録いただいた個人情報は、みんなのコードのプライバシーポリシー(https://bit.ly/codeorjp-privacy) に沿って厳重に管理し、本プログムに関する連絡以外の目的では使用しません。
●申し込み締め切り
2022年7月8日(金)

本プログラムの外部アドバイザー

※50音順、敬称略
・浅村 芳枝(山口県下松市立下松小学校 教諭)
・稲田 路子(東京都杉並区立新泉和泉小学校 教諭)
・上原 祥子(琉球大学教育学部附属小学校 教諭)
・田中 萌(埼玉県川越市立月越小学校 教諭)
・藤野 菜穂子(神奈川県横浜市立並木第四小学校 教諭)
・前川 智美(東京都板橋区立高島第二中学校 主任教諭)

プログラム参加特典

\micro:bitを、5名様に40セットずつプレゼント!/
本プログラムの模擬授業で使用するmicro:bit(*3)をより多くの生徒に届けるため、そして日本のプログラミング教育を盛り上げるために、以下にご協力いただける5名の方にmicro:bitを40セットずつ謹呈いたします。
・プログラム参加後、micro:bitを活用した授業にチャレンジしていただける方。
・実践した授業や作品を先生方のコミュニティ等へ発信していただける方。
応募多数の場合は抽選とさせていただきますことを予めご了承ください。
(提供:Micro:bit Educational Foundation)
(*3)micro:bitとは・・・イギリスのBBCが主体となって開発された教育向けマイコンボード(超小型コンピュータ)です。LEDやボタン、センサーなどをあらかじめ搭載しており、パソコンやタブレット、さまざまな環境でプログラミングできます。センサーやアクチュエーターを追加すれば、さらにいろいろな作品を作ることができ、イギリス本国だけでなく日本の学校でも導入が進んでいます。

1期に参加した先生方からの感想

●パソコンが不得意な私でも、授業に取り入れたいという気持ちを持つことができました。とても感謝しています。
●プログラミング教育をなぜ行うのかを考えるきっかけになりました。はじめの一歩を踏み出すのが大変でしたが、一緒に考えてくれる方や仲間がいるという安心感が一歩後押ししてくれたように思います。
●分かっているようで、実は気づかずに男女について考えていたことに気づき、軽いショックを受けました。もしかしたらジェンダーギャップが埋まらないのは、学校教育も大きく関係しているのかもしれません。これからの教育について考え直す必要があることに気づきました。

本プログラム関係者からのコメント

●特定非営利活動法人みんなのコード 未来の学び探究部 主任講師 竹谷 正明
「プログラミング教育の大切さはわかるけど、何をどうしたらいいのかわからない」
「周りに相談する人がいない、そもそもパソコンのスキルも心配…」
という方も、1期には多数参加されました。昨年のプログラムの中で、同じ女性教員の仲間と気軽に悩みを交流し合って、授業の実施につなげていった姿が多く見られ、コミュニティの力を実感できた1期でした。また今年もそういった方々と出会えることを楽しみにしています。プログラミングの授業づくりを最後までしっかり支援していきますので、ぜひご参加ください。

特定非営利活動法人みんなのコードについて

 みんなのコードは、「子どもたちがデジタルの価値創造者となることで、次の世界を創っていく」をビジョンに、全国でテクノロジー教育の普及活動を推進する非営利法人です。公教育におけるテクノロジー教育拡充に向けた政策提言や学術機関と連携した実証研究、プログラミング教材の開発・提供、プログラミング教育を担う先生方向けの各種研修の企画・開催、子どもたちが自由にテクノロジーに触れられる“第三の居場所”づくりなど、幅広い取り組みを行っています。
・団体名:特定非営利活動法人みんなのコード(https://code.or.jp/
・代表:代表理事 利根川 裕太
・設立:2015年7月
*本プレスリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。

企業プレスリリース詳細へ (2022/06/02-10:18)

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