日本工業大学は4月28日、”カレッジマイスタープログラム”に「ロボットボランティア」と「SDGs for Engineers」の2つのプログラムを4月から開設したと発表した。
「ロボットボランティア」は、ロボット工学やメカトロニクスに関連する各学修を広く演繹・応用し、福祉分野やSTEAM教育などに関わる分野を中心に近隣の特別支援学校や老人介護施設等と連携し、体の不自由な人のQOL(Quality of Life)を向上させるための装置を開発する。また、児童生徒を対象とした工作教室を企画・実行し、科学への興味関心を高める活動についてそれぞれ学び、自分たちでオリジナルの機器・教材の提案を行っていく。一連の活動を通じて、広く一般社会の公益に資する喜びを体験しながら、役に立つ技術のありかたや現場に即したものづくりを学ぶことを目的とする。
「SDGs for Engineers」は、工学技術者(Engineers)の卵である学生たちが、SDGsへの興味を実際のものづくりとして具体的に体験することが目的。全学科からの参加が可能で、環境に配慮した材料(応用化学科)をもとに、作り(機械工学科・電気電子通信工学科)、動かし(ロボティクス学科、情報メディア工学科)、運用し(建築学科建築コース、建築学科生活環境デザインコース)、評価する(データサイエンス学科)ことを連動して、トータル的な成果物に繋げる。異なった学科の複数の学生同士でグループを組み、作業と討議を進め、工学に軸足を置いたSDGsへの理解を深める。
「カレッジマイスタープログラム」は、授業で学んだ工学の知識と技術を活かして、本格的なものづくりにチャレンジできる実践の場。学生個々の興味・関心に合わせて各プログラムに参加し、教員の専門的なサポートを受けられるのが特徴。
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