1月の王室離脱発表以来、初めて英国に戻ったメーガン妃が5日、ロンドンの高級ホテル「ザ・ゴーリング」から出てくるところをキャッチされた。

王室御用達の格式高い同ホテルは、バッキンガム宮殿のすぐ近くにあり、キャサリン妃が挙式前の一週間を家族と過ごしたホテルでもある。

英サン紙は、雨の中、外出するため、ホテルの玄関から出てきたメーガン妃の写真を公開。キャメルのロングコートにイタリアのブランド「AQUAZZURA」の黒いピンヒールというシックな装いで、2人のコンシェルジュがさした傘の下、笑顔を見せている。

先週、公務のために一足早く、一時帰国していたヘンリー王子も、メーガン妃が出て来た数秒後に笑顔でホテルを後にしたという。

同紙によると、メーガン妃は、9カ月になるアーチー君をカナダに置いて渡英したとみられている。夫妻は5日、負傷した兵士を支援する王室主催の「エンデバー基金賞」に出席する予定となっている。

ウィンザー城のフログモア・コテージを、今後もセカンドホームとして維持するという夫妻だが、今回の滞在では、同ホテルに滞在する予定なのかは明らかでない。

創業100年の伝統を誇る同ホテルはエリザベス女王のお気に入りのホテルで、王室御用達として「ロイヤル・ワラント」を授与されたホテルでもある。

女王は1日、ヘンリー王子を昼食に招き、「あなたとメーガンの気が変わるようなことがあれば、いつでも戻ってきなさい」と話したと報じられているが、王室関係者は同紙に、いよいよ最後となる公務が近づくにつれ、王子も寂しさを感じているようだと明かしている。

夫妻は7日、ロイヤル・アルバート・ホールにて開かれる「マウントバッテン音楽祭」に出席予定で、9日には、ウェストミンスター寺院で開かれるコモンウェルスデー式典にて、女王、ウィリアム王子夫妻、チャールズ皇太子夫妻らと顔を合わせることになる。（ニューヨーク＝鹿目直子）