楽天モバイルは、新しい12歳以下向けのポイント付与施策を開始した。
画像:筆者によるスクリーンショット
楽天は5月2日、楽天モバイルの新割引施策「最強こどもプログラム」の提供を開始した。
最強こどもプログラムは12歳以下の名義の楽天モバイルユーザーが加入でき、月々の利用データ容量に応じて、楽天ポイントを付与する仕組み。
楽天モバイルは、4月3日に累計650万契約を突破しており、最強こどもプログラムによって小学生以下の子どもを持つ親世代にアプローチしたい考えだ。
12歳以下、月3GBまでなら毎月440ポイント付与
最強こどもプログラムは、月々のデータ使用量によって付与されるポイント量も変動する(楽天モバイル側で通信量を3GBで止める仕組みは現時点ではない)。
出典:楽天
最強こどもプログラムは、同社が2024年に入ってから展開してきた、家族向けの「最強家族プログラム」、学生向けの「最強青春プログラム」に似た施策になる。
対象となる年齢(の名義の契約)のユーザーは、専用ページで申し込むことで13歳になる当月まで、特典が毎月付与される仕組みだ。
付与されるポイントは該当ユーザーの毎月のデータ使用量に応じて変動し、3GBまでであれば440ポイント。3GBを超える場合であれば110ポイントとなる。
楽天モバイルは、この特典内容と提供中の料金プラン「Rakuten最強プラン」の内容を合わせて、楽天ポイントを差し引きした毎月の実質負担額(税込)を3GBまでは528円、20GBまでは1958円、20GB超過後は3058円であるとしている。
楽天が示した他社の子ども向け携帯電話プランとの比較。楽天モバイルは今回、子ども向けケータイ自体を用意するのではなく、あくまでも市販のiPhoneやAndroidスマホ向けのプランと位置付けている。
出典:楽天
ただし、青少年インターネット環境整備法により、楽天モバイルを含む携帯電話事業者は18歳未満のユーザーには、原則としてフィルタリングサービスを提供する義務がある(親権者の同意をもとに、解除も可能)。
楽天モバイルは「あんしんコントロール by i-フィルター」を月額330円のオプションとして提供しており、これを含めると実質金額は3GBまでで月額858円になる。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクもこうしたフィルター機能はオプションで提供しているが、ほとんどは月額無料であり、料金を比較する際は注意が必要だ。
家族や学生向け施策は「大きなドライバー」
4月には650万回線契約を突破した楽天モバイル。
出典:楽天
楽天モバイルはかねて、第4のキャリアとして「データ無制限」や「業界最安」をうたい文句にプロモーションを展開している。
通信エリアに不安はあったが、自社設備も徐々に増え、足りないところはKDDIとのローミング契約で乗り切る方針にして以降、前述のような各種割引プラン等で、さらに攻めの姿勢を強くしている。
楽天モバイル マーケティング企画本部 本部長の中村礼博氏。
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5月2日の会見に登壇した楽天モバイル マーケティング企画本部 本部長の中村礼博氏は「(各種割引プログラムが)獲得の大きなドライバー(けん引役)になっている」とし、学生向けの最強青春プログラムの発表後、22歳以下の新規申込数はそれまでの2倍になっていると明かした。
気になるのは、設備投資などで赤字を続く楽天モバイルの収支の状況だ。特にこうした割引、ポイント施策を講じれば、ユーザー数は増えるかもしれないが、その分1ユーザーあたりの収益は減少する。
この疑問に対し、中村氏は「収支へのインパクトはある」と認めつつも、「解約率の低下、加入者の増加で、トータルではプラスになると見込んでいる」と回答。
「700万回線突破も遠くない時期に発表できる」(中村氏)とし、自信を見せた。
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