
フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809~1847)の音楽は、古典主義的な均整とロマン主義的な感性の融合した優美さが大きな魅力である。彼の管弦楽作品とりわけ演奏会用序曲は、のちにハンス・フォン・ビューローやフェリックス・ワインガルトナーが「交響詩」にたとえているように、「標題音楽」とも呼びうる性格を有している。音楽外の素材を音楽の中へと取り込むという、まさにドイツ・ロマン主義の作曲家たちが対峙した問題意識に率先して取り組んだメンデルスゾーンの成果を、じっくり堪能したい。
(髙松佑介)
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