スターバックスは、顧客がNFT形式のデジタルコレクティブルを獲得・購入できるプログラムを終了し、新たな取り組みを展開すると発表した。
同社は3月14日、声明を発表し、「オデッセイ・ベータプログラム」を3月31日に終了すると明らかにした。このプログラムでは、ユーザーはコーヒーをテーマにしたゲームやチャレンジに参加することで、デジタルスタンプを獲得することができ、そのスタンプを使って新しい特典やインタラクティブな体験にアクセスすることができた。
さらに、ユーザーがデジタルスタンプを交換するマーケットプレイスや、コミュニティDiscordサーバーも閉鎖される。
声明によると、オデッセイマーケットプレイスはNiftyマーケットプレイスに移行し、ユーザーはNiftyマーケットプレイスでオデッセイスタンプの購入、売却、譲渡を継続できるという。
スターバックスがこのプログラムを終了する理由について明らかにされていないが、Web3開発の次なるステップに向けた準備が必要としている。
スターバックスは、暗号資産業界にとって厳しい時期だった2022年9月にこのプログラムを開始した。これは、2022年5月にテラエコシステムが崩壊、2022年7月に仮想通貨レンディングプラットフォームのセルシウスが破綻、そして大手仮想通貨取引所FTXが崩壊する直前のことだった。
スターバックスは、オデッセイ・ベータプログラムを立ち上げた際に、エネルギー消費量の少ないポリゴンネットワークを採用した。
昨年1月には、ゲーム小売業者のゲームストップが、過去2年間の仮想通貨サービスの削減に続き、NFTマーケットプレイスの閉鎖を発表している。
また、2023年3月、メタは、FacebookとInstagramのソーシャルメディアプラットフォームにおけるNFT機能を廃止した。これは、統合が開始されてからわずか10ヶ月後のことだった。
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