東急線の車内に貼ってある広告がSNS上で注目を集めています。一見するとプログラミング言語によって記述されたコードのように見えますが、実はローマ字で書かれたメッセージになっています。制作の経緯を取材しました。
世田谷線を除く東急線各線の車内ドアに掲出されているエンジニア・デザイナー募集の広告。
ソースコードのような書き方になっていますが、ローマ字読みするとこんなメッセージになります。
「ハロー、プログラミングコードかと思ったあなた 残念 ただのローマ字です ただ せっかくここまで読んでもらっているので URBAN HACKSの説明を少しだけさせてください」
続けてURBAN HACKSとは何かや、人材を募集していることなどが書かれています。
この広告がSNSで紹介されると「プログラマー的にはこういうのめっちゃ刺さるわ」「スラスラと読めるコードな広告ですね」といったコメントが寄せられ、話題になりました。
「URBAN HACKSは、交通事業を軸に不動産や商業施設開発、ホテルなど日々の生活に関わる多様な事業を展開している東急株式会社が、街づくりにおけるDXを目的に立ち上げた新組織です」
そう話すのは、URBAN HACKSのVPoE(技術部門のマネジメント責任者)を務める宮澤秀右さんです。
組織が立ち上がったのは2021年7月で、東急線アプリや東急カードアプリなど複数のプロダクトを内製開発して世に送り出しているといいます。
採用広告では毎回、「おっ、何か面白いものがあるな」というところからURBAN HACKSに興味を持ってもらおうと、少しひねったデザインにしているとのこと。
過去には、街並みのように見えて実はQRコードが仕込まれたデザインで、読み込むとホームページに飛ぶ広告を出したこともあります。
今回は、一見するとコードのように見えることでエンジニアの興味を引く内容としつつも、話題性のあるデザインとなるよう工夫したそうです。
話題になったことについては、こう話します。
「広告を通じて多くの方にURBAN HACKSを知っていただける結果となり、大変嬉しく感じています。新しい取り組みへの挑戦を大切にしていますので、今後の採用広告においてもぜひ話題として取り上げていただけるような内容に挑戦していきたいと思います」
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