香港SFC、Flokiのステーキングプログラムに警告 - コインテレグラフ・ジャパン（ビットコイン、仮想通貨、ブロックチェーンのニュース）

香港証券先物取引委員会（SFC）は27日、Flokiエコシステムに関連する「Flokiステーキングプログラム」と「TokenFiステーキングプログラム」と呼ばれる潜在的にリスクの高い投資商品について、警告を発した。

SFCによると、これらの商品は、年率30％から100％を超える利回りを提供するステーキングサービスだという。しかし、同委員会は、いずれの商品も香港でのパブリックセールの承認を受けていないことを強調した。

ステーキングとは、ユーザーがブロックチェーンのセキュリティに貢献することで報酬を獲得する仕組みだ。ユーザーが仮想通貨をステーキングすると、貯蓄口座に預金するのと同様に、ステーキングプールに貢献することになる。プルーフ・オブ・ステークの仕組みにより、取引が検証され、ブロックチェーンのセキュリティと分散化が保証される。

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— FLOKI (@RealFlokiInu) January 27, 2024

SFCは、これらの2つの商品の運営主体が、公表された高い年率利回りの目標をどのように達成するのか、説得力のある説明をすることができなかったと強調した。

Flokiチームは、X（旧Twitter）のライブスペースで、SFCの開発について言及。同仮想通貨プラットフォームは、SFCの唯一の不満は、ステーキングプログラムのパフォーマンスがあまりにも良いことだと強調した。

SFCとの協議について具体的な説明はなかったが、Flokiは、FlokiステーキングプログラムとTokenFiステーキングプログラムのプロモーションの開始にマーケティング代理店と協力したと説明した。同代理店はメディアスペースを確保し、Flokiチームは承認を得たと信じていたという。

しかし、Flokiチームは、香港でのマーケティングキャンペーンが当面継続されるかどうかについては言及しなかった。同チームは、香港当局のすべての要件を満たすために、すべての適切なチャンネルを経由すると投資家に保証した。

SFCは、これらの2つの商品に関する情報がオンラインで公開されていることを確認した。そのため、SFCは2024年1月26日、これらの商品と関連情報をSFCの「疑わしい投資商品警告リスト」に追加した。

SFCは、デジタル資産を対象としたステーキング取引は、無許可の集団投資スキームに該当する可能性があると投資家に警告している。これらの取引は高いリスクを伴い、投資家は証券及び先物条例の下で最小限の保護しか受けられない可能性があるため、投資の全額を失う可能性もある。

さらに、SFCは、規制基準の遵守と投資家を詐欺的スキームから保護することへのコミットメントを強調した。同委員会は、無許可の集団投資スキームの宣伝を含む、法令違反に対しては、適切な法的措置が講じられるとした。

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