不正なプログラムを作成し、対話アプリ「ディスコード」上でゲームの攻略情報を提供すると偽って、利用者の個人情報を抜き出したとして、奈良県警が9日、北海道の10代の男子高校生を電子計算機使用詐欺や不正指令電磁的記録作成・同供用などの疑いで書類送検していたことがわかった。
捜査関係者によると、男子高校生は今年4月、長野県のディスコード利用者に対して、ゲームの攻略を容易にさせる「チートツール」とうたって自作した「マルウェア」(悪意のあるプログラム)をダウンロードさせ、アカウントにログインするために必要な情報を抜き取った疑いがある。インターネット上にある情報を組み合わせ、自らマルウェアを作成したとみられる。
男子高校生は今年1月にゲームアカウントを売買するサイトで、利用者のアカウントを使い不正アクセスをした疑いも持たれていた。そのアカウントで、ゲーム内でアイテムなどを購入するために使われるポイントをショッピングサイトのギフト券に交換していたという。
マルウェアは感染すると、メールの内容やコンピューター内のファイルや個人情報が抜き取られてしまう悪質なプログラムだ。
プログラミング低年齢化 リテラシー教育が必要
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