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木村鋳造所4代目社長事業承継に必要なプログラムとルール - 日経ビジネスオンライン

後を継いだ経営者がやるべきこと、やるべきではないこと

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秋山 知子

後を継いだオーナー経営者に、自身の経験から得た「後を継いだ経営者がやるべきこと、やるべきではないこと」を語ってもらう連載。木村鋳造所の4代目社長、木村寿利氏は次世代以降に経営を継いでいくため、経営者を育成するプログラムと承継のルール作りが必要だと語る。

(写真/廣瀬貴礼)

(写真/廣瀬貴礼)

 当社は1927年の創業で、私は4代目です。2011年2月に社長を拝命しました。子供の頃から「お前は会社を継ぐんだぞ」と言われ、大学卒業から社長就任までの線路はあらかじめ引かれていました。その重圧感はありながらも、家業を貫いて経営を継いでいくことの重要さをずっと意識してきました。

 先代から、私がいつまでにどのような状況になっている必要があるかを明確に聞かされていたため、自分なりに事前に計画できたことはありがたかったです。

 入社してすぐ、外部企業に4年間出向し、営業、総務、人事、財務、採用と社会人としての基礎を学びました。戻ってからは工場、開発、営業部門を歴任しました。00年に取締役に就任した際は、これまでの当社の事業展開のプロセスをしっかり学ぶように言われました。社長になったときに、過去のプロセスを知らないと判断を誤る恐れがあるためです。

 その後、私は50歳までの部課長18人を集めて勉強会「KIMURA塾」を立ち上げました。私が10年後に社長になったとき、私自身が成長しているだけでなく会社を支える幹部社員も共にレベルアップしている必要があると考えたのです。そこでは課題図書を読んだり、合宿をしたりして経営学の基本や会社の歴史を学び、中長期計画の策定に取り組みました。参加者同士のコミュニケーションも親密になり、非常に良かったと思います。

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