プリンスアイスワールド、横浜公演開幕 山本草太が新プログラム - 毎日新聞

演技を披露する山本草太＝コーセー新横浜スケートセンターで2023年4月29日、猪飼健史撮影

　フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド横浜公演」が29日、コーセー新横浜スケートセンター（横浜市）で開幕した。男子で昨年12月のグランプリ（GP）ファイナル2位の山本草太選手（中京大）やアイスダンスの「かなだい」こと村元哉中（かな）選手、高橋大輔選手（関大KFSC）らがゲストスケーターとして登場し、華麗な演技を披露。ゴールデンウイーク（GW）初日の氷上を彩った。

　山本選手は、上下黒のレザー調の衣装で登場。初披露となったエキシビション用プログラムの洋楽ロック「Teeth」に乗って、ルッツとフリップ2本の3回転ジャンプを着氷するなど、キレのある滑りで会場を沸かせた。演技後には「（来季は）ショート（プログラム）、フリーともに変える予定。曲は探し中なので、こうしたショーからも何か吸収できたら」と語った。

　村元選手、高橋選手組は代表曲「Love　Goes」をしっとりと舞いつつ、豪快なリフトを決めて観客を楽しませた。2020年以来の「プリンスアイスワールド」という高橋選手は「この3年間ですごく進化している。（再び出演して）感慨深い気持ち」と話し、村元選手は「今回はブロードウェー（ミュージカル）がテーマで、すごい新鮮で楽しいです」と笑顔を見せた。

　公演は5月5日まで。3日からはゲストスケーターとして3月の世界選手権で連覇した宇野昌磨選手（トヨタ自動車）らが出演する。【倉沢仁志】

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