Microsoftが2月度のセキュリティ更新プログラムを提供開始
Microsoftは2月14日(現地時間)、サポートされている全てのWindows向けに「Bリリース」と呼ばれる月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。
Windows 11 22H2向けは「KB5022845」、Windows 11 21H2向けは「KB5022836」、Windows 10 22H2/21H2/20H2は「KB5022834」、Windows 10 1809は「KB5022840」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで78件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応した。そのうち、以下の9件は深刻度が「Critical(緊急)」となっている。
- CVE-2023-21689:Microsoft Protected Extensible Authentication Protocol(PEAP)のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-21690:Microsoft Protected Extensible Authentication Protocol(PEAP)のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-21692:Microsoft Protected Extensible Authentication Protocol(PEAP)のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-21716:Microsoft Wordのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-21718:Microsoft SQL ODBCドライバーのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-21803:Windows iSCSI Discovery Serviceのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-21808:.NET とVisual Studioのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-21815:Visual Studioのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-23381:Visual Studio Remote Code Execution Vulnerability
また、深刻度は重要(Important)だが、以下の3件に関しては、悪用の事実が確認されている。早めのアップデートを心掛けたい。
- CVE-2023-21715:Microsoft Publisherのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性
- CVE-2023-21823:Windows グラフィックス コンポーネントのリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-23376 Windows:共通ログ ファイル システム ドライバーの特権の昇格の脆弱性
なお、3月以降、Windows 10 20H2および21H2には非セキュリティプレビュー(Cリリース)は提供されないとのことだ。累積的な月次セキュリティ更新プログラム (Bリリース)は継続される。
Intel製品で多数の脆弱性 2月のセキュリティアドバイザリ公開
Intelは2月14日(現地時間)、月例のセキュリティアドバイザリを公開した。2月は31件、CVE番号ベースでは77件のアドバイザリがリリースされている。
このうち、INTEL-SA-00737(一部のIntelプラットフォームのIntegrated Baseboard Management ControllerおよびOpenBMCファームウェアの潜在的なセキュリティの脆弱性)に含まれるCVE-2021-39296は、深刻度が「Critical」(緊急)となっているので注意が必要だ。
この件に関しては、Integrated BMCのファームウェアを2.86、2.09または2.78以降に、OpenBMCファームウェアを0.72、wht-1.01-61、 egs-0.91-179以降にアップデートすることで対応できる。
この他、基本的に対策済みのファームウェアや更新プログラムなどが用意されているので、確認してほしい。
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