
(画像:123RF)
経済安全保障重要技術育成プログラム(K-Program)とは、経済安全保障の強化を推進する観点から設定された、内閣府主導による技術育成のための政策のこと。2021年度第1次補正予算で予算措置され、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や科学技術振興機構(JST)によって公募が進められている。
2022年5月に公布された「経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律」を踏まえて作られた。先端的な重要技術について、研究開発から技術実証までを迅速かつ機動的に行うことを目的としている。支援対象となる研究開発は、「経済安全保障重要技術育成プログラムの運用に係る基本的考え方」に基づいて定められる。
2022年9月に決定された第一次研究開発ビジョンに基づく研究開発構想では、「AI技術」「量子技術」「ロボット工学」「先端センサー技術」、「先端エネルギー技術」を重要技術とし、「海洋領域」、「宇宙・航空領域」、「領域横断・サイバー空間領域」、「バイオ領域」の4領域が技術検討の枠組みとして決められた。バイオ領域では「生体分子シークエンサー等の先端研究分析機器・技術」が支援対象として挙げられている。
2022年12月時点で公募実施となっているのは、「海洋」領域が2件(JST1件、NEDO1件)、「宇宙・航空」領域が3件(JST1件、NEDO2件)、「領域横断・サイバー空間」領域が1件(JST)。なお、第一次研究開発ビジョンでは、「感染症拡大のような将来の不測の事態への対応において利用する可能性を考慮したバイオデータ基盤の整備等へ対応することが少なくとも重要である」と言及されており、今後この分野で関連する公募が発表される可能性がある。
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