うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!
2022年11月のプレビュー更新プログラムをリリース
Microsoftは11月15日(現地時間)、Windows 10およびWindows 11向けに11月度のプレビュー更新プログラムを公開した。この更新プログラムは、セキュリティアップデートを含まない「Cリリース」と呼ばれるもので、オプション更新として手動で適用できる。
Windows 11 22H2向けにはまだ提供されていないが、Windows 11 21H2(KB5019157)向けでは、新しいクイックアシストアプリが導入された。Windows 10/11には標準でインストールされている遠隔支援用アプリだが、そのリニューアル版となる。
なお、12月にはセキュリティ以外のプレビューリリースはないとのことで、今回が年内最後のプレビューリリースとなる。月次のBリリースは予定通りに配信予定だ。
Microsoftが23年の月例セキュリティ更新プログラムの公開予定を明示
Microsoftは11月8日(現地時間)、2023年度の月例セキュリティ更新プログラムのリリース予定を公開した。同社は通常、セキュリティ更新プログラム(Bリリース)を毎月第2火曜日に公開している。日本では時差の関係上、その翌日(第2水曜または第3水曜)となるが、2023年もこれを踏襲するようだ。
なお、未修正の脆弱(ぜいじゃく)性の悪用が広がっているため迅速にセキュリティ更新プログラムを公開する必要性がある場合など、定期的なスケジュール以外の日程でセキュリティ更新プログラムを公開する場合があるとしている。
また、セキュリティ更新プログラムの新着情報および更新情報をタイムリーに受け取れるよう、通知方法のリニューアルが行われている。「セキュリティ更新プログラムガイド(Security Update Guide)」でプロファイルを作成して通知を受け取れる他、RSSフィードで購読も可能だ。
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Qualcommが「Oryon」と「Snapdragon AR2 Gen 1」を発表
Qualcommは、ハワイで開催された年次イベント「Snapdragon Summit 2022」において、次世代CPUブランド「Oryon」とARグラス向けの「Snapdragon AR2 Gen 1」を発表した。
Oryonは、同社が買収したNuviaの技術を利用したCPUだ。NuviaはAppleでAppleシリコンの設計に携わったエンジニアらが設立した企業で、Qualcommのクリスティアーノ・アモンCEOは、AppleのMシリーズ上回る性能のチップを開発すると語っていた。今のところ、ブランド名が「Qualcomm Oryron CPU」になるということ以外、詳細は明かされていない。
もう1つのSnapdragon AR2 Gen 1は、ARグラス向けの専用チップとなっている。Qualcommはこれまでも、XR(VR/MR/AR)向け製品として、Snapdragon XRシリーズを展開しており、例えば10月に発売された「Meta Quest Pro」にはSnapdragon XR2+ Gen 1が搭載されている。Snapdragon AR2 Gen 1は、そのXRシリーズの中でもAR特化型という位置付けだ。
Snapdragon AR2 Gen 1はCPUとGPUを含むメインのARプロセッサ、AIや画像処理用のARコプロセッサ、通信関連チップの3つから構成されている。こういったチップはSystem on Chip(SoC)として1つにまとめられるのが一般的だが、Snapdragon AR2 Gen 1ではあえて3つが分散した形となっている。
別々にすることで占有サイズを小さくし、ARグラスなどの小さなスペースへの搭載を容易にすることが狙いだ、なお、AI処理性能はSnapdragon XR2と比較し2.5倍高速になり、消費電力は50%削減しているとのこと。Qualcomm FastConnect 7800を利用して、Wi-Fi 7にも対応する。
Lenovo、LG、Nreal、OPPO、Pico、QONOQ、Rokid、Sharp、TCL、Vuzix、Xiaomiなどが既に搭載製品の開発に入っているとのことだ。
TP-LinkがWi-Fi 7製品を2023年第1四半期に投入と発表
TP-Linkは11月14日(現地時間)、Wi-Fi 7製品の発表会をオンラインで実施し、対応製品を2023年第1四半期に出荷すると発表した。日本での展開は今のところ発表されていないが、2023年以降、順次発売されるものと考えられる。
Wi-Fi 7は「IEEE 802.11be」として2024年にリリースが予定されているWi-Fiの次世代規格だ。Wi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)が最大9.6Gbpsなのに対し、最大46Gbps(いずれも理論値)と大幅に高速化する。
また、2.4GHz/5GHz/6GHzの3つの周波数帯を使用でき、複数のリソースユニット(RU)を組み合わせて利用するMulti-RUや、複数のバンドとチャンネルでデータを同時に送受信できるMLO(Multi-Link Operation)も特徴となっている。
TP-LinkがWi-Fi 7対応製品として発表したのは、メッシュルーターの「Deco BE95」「Deco BE85」「Deco BE65」、Wi-Fiルーターの「Archer BE900」「Archer BE800」「Archer BE550」、ゲーミングルーターの「Archer GE800」、法人向けWi-Fiアクセスポイントの「Omada EAP780」「Omada EAP770」だ。
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「Windows Subsystem for Linux」がv1.0.0に
Microsoftは11月16日(現地時間)、Microsoft Storeで提供している「Windows Subsystem for Linux(WSL)」がバージョン1.0.0に到達したと発表した。これに合わせて、これまで表示されていた「Preview」ラベルも削除されている。
WSLは、名前の通りにWindowsマシン上でLinuxディストリビューションをインストールし、WindowsからLinuxアプリやユーティリティ-を利用できるようにするというもの。WSL自体、Windows 10/11のオプションコンポーネントとしてインストール可能だが、Microsoft Store版は、WSLのアップデートを迅速に行うことを目的に、OSから独立させ、2021年10月からプレビュー版として提供されていた。
なお、OSから独立しただけで、基本的な機能はOS付属版と違いはない。
12月1日でAcrobat永続版のアップグレード版提供終了
アドビは12月1日をもって、TLPライセンス(企業向け)Adobe Acrobat 2020 (永続版)アップグレード版の販売を終了する。なお、教育機関向け、官公庁向けAcrobat 2020に変更はないとしている。
Acrobatの永続版ユーザーは、次のバージョンが出た場合に、アップグレードライセンスを購入して最新バージョンにアップグレードが可能となっている。ただし、これが認められるのは1バージョン前からのアップグレードのみで、例えばAcrobat 2017のユーザーはアップグレードラインセンスでAcrobat 2020へアップグレード可能だが、永続ライセンスの新しいバージョンが出た場合にはアップグレード対象外となる。
12月1日にAcrobat 2020(永続版)のアップグレード版が販売終了すると、現Acrobat 2017(永続版)ユーザーは、新しいバージョンに移行できなくなるということだ。ただし、Acrobat 2017(永続版)のサポートは2022年6月6日に終了しており、Acrobat 2020(永続版)のサポートも2025年6月1日に終了する。
なお、現時点でAcrobat 2020以降の永続ライセンス版は計画されておらず、サブスクリプション版への移行が推奨されている。
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