今年4月、富山市にスポーツに特化した放課後等デイサービスの事業所が開設され、ユニークなプログラムが話題となっています。
どんな取り組みをしているのか取材しました。
富山市にある「カラフル富山」。
以前は会社の倉庫だった建物に人工芝を敷き、屋内型の運動施設にしました。
発達に特性のある子どもなどが通う、放課後等デイサービスです。
ここでは、平日夕方4時から、日替わりで運動プログラムを組んでいます。
この日行われていたのは「忍者ナイン」というプログラム。
全国に400カ所以上展開する運動教室で、県内ではカラフル富山が初めて取り入れました。
*カラフル富山指導員 長原壮祐さん「忍者ナインというのは9つの運動動作、例えば走る、投げる、取る(跳ぶ、打つ、蹴る、組む、リズム、バランス)など、その運動の動きを通して身体能力を上げていくのが特徴」
9つの動きと、忍者をあわせて「忍者ナイン」。
始めは簡単な動きから、徐々に複雑になっていきます。
でも特に、忍者らしい動きには見えませんが…
*カラフル富山指導員 長原壮祐さん「忍者のように動くという感じではなく、忍者のように積み重ねる、修行するという形で、そういうふうな意識として忍者ナインという物が取り入れられている」
さまざまな動きを、忍者のように積み重ねる。しかし、楽しくなければ続きません。
とくに発達に特性のある子どもは集団行動やルールを守るのが苦手なことも多いため、忍者ナインのような遊びながら取り組めるプログラムが向いているのです。
1時間のうち3回ほどの水分補給の時間。
これも狙いがあります。
この時間で頭と心がリセットされ、次への切り替えができるのだといいます。
*カラフル富山指導員 長原壮祐さん「運動能力を引き出すことで、自信をつけたり、社会性やルールを守ることができるようになる。いろんないいことがある」
この日の最後はドッジボール。
子ども達は、のびのびと思いきり体を動かしながら、自然にルールの理解やチームの協力ができているようでした。
*カラフル富山スクール長 田村幸さん「学校の中でなかなか自分発揮できない、というのが、どうしても(発達の)特性上あったり、今は、コロナ禍もあるので。思い切り自分を解放してあげるというか、『快』の喜びをたくさん感じさせてあげたい。そこから少しずつ社会性や、ルールを守ったりとか順番を守ったりというのが、『楽しい』ことからつなげていってあげたいと思っている」
カラフル富山では、来月から、この忍者ナインのプログラムを一般向けの運動教室としても展開する予定で、子どものさまざまな能力を引き出したいとしています。
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