ゲームカレッジLv.99、大阪の放デイにゲーム学習プログラム提供 - リセマム

　イオンファンタジーは、運営するオンラインスクール「ゲームカレッジLv.99（レベルキュウキュウ）」のゲーム学習プログラムを、2022年7月より大阪府のMYTH（マイス）が運営する小中高生対象の放課後等デイサービス「マイスクール＠はんなん」に提供する。

　厚生労働省が発表した「令和元年度通級による指導実施状況調査結果について」によると、注意欠陥多動性障害や学習障害、自閉症等のために通級による指導を受けている小中高校の児童数は2006年から2019年にかけて増加傾向にあり、2019年5月1日時点で13万4,185人（前年度より1万1,090人増）となっている。

　イオンファンタジーが運営する「ゲームカレッジLv.99」は、ゲームを遊ぶことで子供たちがこれからの時代を生きるうえで必要な能力を伸ばすことを目的としたオンラインスクール。ゲーム教育の専門家監修のもと、「マインクラフトコース」「ゲームクリエイターコース」を設け、ゲームを「あそぶ（プレイする）」または「つくる（クリエイトする）」中で、論理的思考力、創造性、コミュニケーション能力、問題発見力、探求心、目的達成力、マルチタスクといった能力を育成することに力を入れている。

　今回、初めての試みとして「ゲームカレッジLv.99」のゲーム学習プログラムを、発達に何らかの障がいや特性、課題をもつ小中高生を対象にした放課後等デイサービス「マイスクール＠はんなん」に提供する。放課後等デイサービスにおける教育プログラムの一種として「ゲームカレッジLv.99」のカリキュラムを活用することで、地域の放課後等デイサービスで過ごす子供たちの能力をさまざまな側面から伸ばしていくことを目指す。

　イオンファンタジーは今回の取組みを通して、支援を必要とする障がいのある子供たちに、ゲームでの遊びが学びに結び付く体験と、地域社会への参加・包容（インクルージョン）を進める集団の中での体験を得てもらいたいとしている。