上沼恵美子(65)が27日、パーソナリティーを務めるABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」生放送の中で、24日で放送終了したカンテレ「快傑えみちゃんねる」(関西ローカル)について語った。

冒頭で「私に対して心配事も腹立ちもあると思う。正直言っていい? 私は何が起こってるか分からん」と話し、家の前に週刊誌の記者が来たことを明かした。「私とカンテレがケンカしてる記事、違うからびっくり。カンテレには足向けて眠れない」と否定した。

「快傑-」は新型コロナウイルスの影響で一般観覧を中止していた。トーク番組では、観客ありの収録でリズムをとる上沼は「いきさつはコロナもある。お客さんが呼べない、ソーシャルディスタンス、ゲストが減る…」と、しゃべりにくさを感じていた。

1056回で終えた番組に「56回は多かった。1000回で卒業やった」といい「やっぱりちょっと色気あった。まだなんかやりたかったんやね」とも振り返り、節目を意識していた思いを吐露した。

感染拡大の影響から、距離を保って行うトークに、元テレビマンの夫からも「普通の話し合いの場になってる。フリートークの場として、君はやりにくいだろう」と言われたことも明かした。

カンテレからは「9月までお願いしたい」と言われたが、上沼は25周年を迎えた7月での終了を主張した。コロナの影響や25周年に、上沼は「そういうことが重なり、私のわがままだけど、10年前すぐかかったエンジンが今かからない。『これはきつい』と話した」と、終了に至った経緯を説明した。

番組終了にあたって、週刊誌の記者から引退するかどうかを尋ねられたといい、上沼は「私はもう少しやります。もうちょっとだけやらせていただいて、まっすぐ地獄へ落ちていきたい」と笑わせた。

トーク中「カンテレには感謝しかありません」「『えみちゃんねる』は宝でした」と感謝の思いを言葉にして繰り返した。

最後には「放し飼いにしてくれて、好きなところに草食べに行ってこいって。生涯の中で心に残る輝く場所。いいときに幕を下ろした。視聴者のみなさんありがとうございました。本当に幸せです」と、視聴者にも感謝の気持ちを述べていた。