女優浜辺美波(19)が、映画「映像研には手を出すな!」(5月15日公開、英勉監督)に出演することが15日、分かった。乃木坂46齋藤飛鳥(21)山下美月(20)梅澤美波(21)演じる主人公の「映像研」メンバーと同じ高校に通う、謎めいた少女を演じる。

「月刊!スピリッツ」で16年から連載中の大童澄瞳氏の同名漫画が原作。浜辺は、舞台の芝浜高校にある数ある部活の1つ、気象研究部の晴子を演じる。映画オリジナルキャラクターだ。上野裕平プロデューサーは「物語のキーを握る重要人物です。彼女がきっかけで、芝浜高校に嵐が巻き起こります」と説明する。

また、ロボット研究部の小野役で俳優板垣瑞生(19)、同部の小林役で赤楚衛二(26)、音響部の百目鬼(どうめき)役で女優桜田ひより(17)も出演。浜辺とともに個性的な登場人物たちを演じ、異色の青春ストーリーを彩る。上野氏は「こんな破天荒な映画に出ていただけて本当に感謝しています」と話した。

浜辺は昨年公開の主演映画「賭ケグルイ」で英監督から絶賛されていた。「今回、世界観と役どころの説明をしていただいて、英監督の作品でついに自由に出来ちゃうぞと、わくわくしました。楽しませていただきました」と撮影を振り返った。現場では主役の乃木坂46の3人や、所属事務所の先輩である俳優高嶋政宏(54)とも言葉を交わしたという。「壮大な作品でもあるので、完成がとても楽しみです。すてきな作品に携わることができて光栄でした」と話した。

◆「映像研には手を出すな!」 運命的な出会いを果たした3人の女子高生が「映像研」を立ち上げ、アニメ制作にまい進していく青春ストーリー。今年1月からNHK総合でアニメも放送中。映画公開に先駆け、MBSで4月5日(日曜深夜0時50分)、TBSで同7日(火曜深夜1時28分)から連続ドラマも放送される。