
『スター・ウォーズ』スカイウォーカー・サーガの完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で脚本・監督を務めたJ・J・エイブラムスが、今後のシリーズ復帰の可能性を否定した。2019年12月16日(米国時間)に開催されたワールド・プレミアで認めている。
J.J. Abrams says he’s definitely done with #StarWars: “This time, I know” https://t.co/UtSgsD28vZ #TheRiseOfSkywalker pic.twitter.com/hfwrysD3rK
— Variety (@Variety) December 17, 2019
新3部作に欠かせない存在だったエイブラムス監督は、待望の新作となった『フォースの覚醒』(2015)で脚本・監督に抜擢され、続く『最後のジェダイ』(2017)で製作総指揮を担当。本来ならば「エピソード9」を自ら手がける予定はなかったが、コリン・トレボロウの降板を受け、ピンチヒッターとして登板した。
米Varietyの取材にて、「ここにいるのはうれしくも寂しくもあるのでは?」と尋ねられたエイブラムスは、「ええ、でも面白いですよ」と答えた。
「おっしゃる通りで、“今はもうちょっと関わっていなくちゃ”という感じ。だって、もうすぐ全てが終わりますから。今回のスタッフとキャストは、僕が知るかぎり最高の方々。だから戻ってこられて幸せだし、もう一緒にはやらないんだと思うと悲しいですね。」
インタビュアーに「もう絶対やらないんですか?」「永遠に?」と念を押されると、エイブラムスは「そう思いますよ」「永遠に」とそっけなく応答。続いて「またやるかも?」と聞かれると「またやるかも」とジョークで応じたが、わずかに笑みを浮かべると「いいえ、終わりです。これでおしまい、と理解しています」と断言した。
実際のところ、エイブラムス監督は『スター・ウォーズ』どころか、しばらくはディズニーとのタッグもなさそうだ。エイブラムス率いる製作会社Bad Robot Productionsは、2019年9月にワーナー・ブラザースを擁する米ワーナー・メディアと5年間の包括契約を結んだばかり。『スター・トレック』や『ミッション:インポッシブル』などプロデューサーとして参加しているシリーズはあるが、他社作品に『スター・ウォーズ』ほど深く関与することは難しいだろう。すでにエイブラムス監督は、正式な話し合いではないものの、『スーパーマン』再映画化についてワーナー/DCと面会したとも伝えられているのである。
なお、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は新3部作のキャラクターの再登場に積極的だが、このようにキーパーソンであるエイブラムスは離脱を明言しているほか、レイやフィン、ポー・ダメロンを演じた3人の俳優も復帰には乗り気でない様子。未来のことは誰にも分からないものの、現行の『スター・ウォーズ』、エイブラムスの手がける『スター・ウォーズ』が、『スカイウォーカーの夜明け』で見納めとなることは間違いないだろう。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)日米同時公開。
Source: Variety
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December 19, 2019 at 05:30AM
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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』J・J・エイブラムス、シリーズ参加は「これでおしまい」 ─ 今後の復帰を否定 - THE RIVER
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